宮嶋茂樹(15期) / ジャーナリスト

「国防男子」「国防女子」刊行のお知らせ

海上自衛隊全面協力。宮嶋茂樹氏撮影。
日本全国の基地に勤務する20代、30代の海上自衛官たちのありのままの姿をおさめた初めての写真集。
『国防男子』『国防女子』が、2冊同時に2014年5月12日(月)、集英社より刊行されました。

●本書の特徴

北海道から沖縄まで全国の基地に勤務する20代~30代の自衛官にスポットを当て、『国防男子』には39人、 『国防女子』には21人の隊員が登場。
全国23万人の自衛官で唯一の歌手で、デビューアルバム 『祈り~未来への歌声』でオリコンクラシック部門1位を記録した“海自の歌姫”三宅由佳莉も参加している。
写真集では、制服姿はもちろん、艦艇や航空機、港湾や基地の重厚な最新装備も多数掲載。
また、隊員たちのインタビュー、男性自衛官の鍛え上げられた肉体美、女性隊員の魅力あふれる 普段の様子、休日のラフな私服姿なども披露している。
海自のさまざまな職種も解説されるほか、 「国を護る」若者たちの姿がありのままに紹介されている。

恐怖の代償

不肖 宮嶋、今日三度のおまんまがちゃあんと食えるのも、今は亡き園長先生の御加護であると帝都から西の方向に足を向けずねむる毎日である。
というのも、私、フリーカメラマンという白陵卒業生のカタギの皆様には想像もできぬようなシュラ場をくぐる毎日である。かくして今までフィルムに収めてきた極悪人共は三ケタを突破、北はカムチャッカから南は南極大陸まで、どこぞにゼニは落ちてないかと渡り歩いてきた。
今年に入ってからもミサイル降りそそぐバクダッドに丸々1カ月。銃弾の雨どころか泊まっていたホテルに戦車砲までぶち込まれたのである。生涯最も長い1カ月であった。なあんちゃって…あの6年間の恐怖に比べたら空爆下のバクダッドも氷に囲まれた南極も、飲み水すらないアフガンもなんてことあなかった。サダムフセインもハマコーも山口組の親分もあの人と比べたらスケール小さい小さい。
(著書多数買ってね!)