ニューヨーク在住の映画監督で、第一作品の長編劇場作品「パチャママの贈り物」が来春、ワーナーマイカル加古川、 神戸アートビレッジで上映されます。この作品は南米ボリビアにある広大なウユニ塩湖を舞台に、そこで塩を採取して生活 しているケチュアの家族をテーマにしたもので、南米ボリビアで6年の歳月をかけて撮影された作品。
パチャママはアンデスの先住民の言葉で「母なる大地」のこと。
詳細は映画の公式サイトで http://www.pachamama-movie.com/
是非映画館に足を運んでください。
以下現地新聞記事より抜粋
サンパウロ映画祭=日ボ合作「パチャママの贈り物」
2008年10.月16日から開かれた「第32回サンパウロ国際映画祭」で、ニューヨーク在住の松下俊文さん(57、兵庫)の初製作映画「El Regalo de la Pacamama(パチャママの贈り物)」が上映されました。
同映画は、ボリビアのウユニ塩湖に住むケチュア族の親子が、キャラバンを組んで各地の村に塩を届ける話を中心に、昔から続く伝統や、アイデンティティーを失わないように訴えている。
テレビ関係の仕事をしていた松下さんは、2001年9月11日にニューヨークで起こった同時多発テロをきっかけに、映画作りを始めた。
ウユニ塩湖を訪れた際に“真っ白な世界”に驚き、同地を舞台にした映画の作成を決意。ニューヨークとボリビアを十数回往復しながら撮影を続け、6年間の歳月を経て2008年8月に完成した。
モントリオール、ボリビア、バンクーバなどでの映画祭で上映し、来場客からは大きな反響を得たという。
松下さんは「主人公の子供の成長などがあって大変だった」と苦労を語る。また、「今年は百周年だし、移民の人々に見てもらいたい。この映画は日本人移民の人たちにも共感できるものが多いのではないだろうか」と話し、次回上映への来場を呼びかけた。